ストレートネックに効果なし!枕なしのメリットとデメリットとは

快適な睡眠に欠かすことのできない快眠アイテムの枕ですが、スマホが普及したことにより急増したストレートネックの症状を緩和するという口コミが広がり、あえて枕なしで睡眠を取る人も増えてきています。

しかし、枕なしでの睡眠にはさまざまなデメリットがあるということをご存知でしょうか?

もし枕なしの睡眠生活を実践しようと考えているのであれば、メリットだけでなく枕なしがダメな理由についてもしっかりと把握しておかなくてはいけません。

そこで今回は、枕なしで睡眠を取ることをメリットにも触れつつ枕なしの睡眠がダメな理由について詳しく紹介していきたいと思います。

枕なしでの睡眠生活に切り替えてみようと考えている方や枕なしで睡眠を取っている方は、枕なしの睡眠生活を見直してみるいい機会になると思うので、ぜひチェックしてみてください。

枕なしで寝ることのメリット

近年あえて枕なしでの睡眠に取り組む人が増えてきていると解説してきましたが、一般的な睡眠アイテムである枕をあえて使わないようにすることにはどういったメリットがあるのでしょうか?

普段の睡眠から枕を取り除くことで得られると言われているメリットには、以下のようなものがあげられます。

  • 現代病の一つであるストレートネックの改善
  • 睡眠の仕方によって悪化する可能性があるヘルニアの改善
  • 高さのあっていない枕を使用することで悪化する首のシワの改善
  • 高さのあっていない枕を使用することで悪化する偏頭痛の改善

最近になって患者が急増したストレートネックや昔から悩まされている人が多いヘルニアなど、これらの症状で悩まされている方にとって枕なしの睡眠生活はまさしく救世主になりそうですね。

しかし肝心なのは枕なしに切り替えることで本当にこれらの症状が改善されるのかどうか。

実は、枕なしの睡眠生活に切り替えたからといってこれらの症状が改善されるという医学的な根拠やデータは一つも存在していません

枕なしの睡眠生活に切り替えたことでこれらの症状が改善されたという声が上がっていることも事実ではありますが、枕なしに切り替えたこととそれらの症状の改善には何の因果関係もないということになりますね。

また、どちらかというと枕を使っていたことよりも枕がその人に合っていなかったことがそれらの症状の原因になっているのではないかと考えらえています。

枕なしで寝るデメリット

枕なしでの睡眠生活を検討している場合、枕なしで寝ることのメリットに根拠がないということを理解するとともに、枕なしで寝ることのデメリットについても理解しておかなくてはいけません。

枕がここまで一般的な睡眠アイテムとして世の中に広まっているのにはきちんとした理由があり、枕を使わないことでさまざまな不調をきたしてしまう可能性があります。

枕なしで睡眠生活を送る場合のデメリットについてみていきましょう。

寝返りがおこなえず眠りが浅くなる

寝相が悪い人が打つものと勘違いされがちの寝返りですが、実は寝返りは質の高い睡眠をおこなう上で最も重要となるものの一つです。

そもそも人は一晩の間に20〜30回は寝返りをおこなうと言われています。これは寝相の良さ・悪さに関係なく、誰でも無意識でおこなう睡眠中の自然な動作の一つなわけです。

人間はこの寝返りによって『レム睡眠』や『ノンレム睡眠』の切り替えや温度と湿度の調整をおこなっているわけですが、この寝返りをスムーズにおこなえるようにしているのが枕です。

枕の素材や形にもよりますが、枕はある程度の幅があり床よりも柔らかいので寝返りをおこないやすくなっています。

一方枕なしで床に直接頭を置いて寝た場合、硬過ぎてスムーズに寝返りがおこなえません。

そのため『レム睡眠』や『ノンレム睡眠』の切り替えが上手くおこなえなかったり温度や湿度を適切に保てずに睡眠の質が低下してしまい、眠りが浅くなってしまいます。

首をリラックスさせてあげることができない

枕には首を支えることでリラックスさせてあげるという大事な役割もあります。

人間の脳は意外と重く、男性で1.5キロ、女性でも1.2キロほどになります。首はその重たい頭部を起きている間ずっと支えているわけですから、睡眠中はしっかりと休ませてあげなくてはいけません。

一方、枕なしで寝てしまうと首を支えられなくなってしまい、睡眠中に十分に首を休ませてあげることができなくなってしまいます。それにより首のコリを引き起こしたり頚椎に痛みが生じてしまう場合もあります

肩に負担がかかり肩こりの原因となる

これは意外と知られていませんが、枕は本来頭部と首だけでなく肩も乗せて使用するものです。

肩を乗せて睡眠中にしっかりと休ませることにより肩こりを予防することができます。

一方枕なしで寝た場合、肩を支えるものが無くなってしまうので睡眠中に肩をしっかりと休ませることができなくなってしまいます。

そのため、肩の筋肉が凝り固まってしまい、その結果肩こりの症状が出てきてしまいます。

気道を圧迫しイビキがひどくなる

枕なしの睡眠生活を送ることで今までいびきをかくことがなかった方でもいびきをかくようになってしまう可能性があります。

枕には睡眠中に気道を正しい位置に確保する役割もあるのですが、枕を使用しないことでこの気道の確保がおこなえなくなり、その結果いびきを誘発してしまうわけです。

枕の適切な高さには個人差がありますが、枕をなくしてしまうとあまりにも頭部が低くなってしまうので注意が必要です。

不眠の原因は枕の有る無しじゃないかも

ストレートネックや腰痛に悩まされている方の場合あまりにも症状が辛いので、枕なしでストレートネックや腰痛が改善されたという口コミを見てついつい信じて実践してみたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、何度も言いますが、枕をなくしたことによりそれらの症状が改善するという医学的な根拠は一つもありません。

その場合、むしろ合っていない枕の使用を止めたことで症状が改善された可能性の方が高いと言えるでしょう。

枕の高さはもちろん使用されている素材による柔らかさの違いも睡眠に大きく影響します。

それほど枕は睡眠の質に大きな影響をあたえる重要な睡眠アイテムということです。

枕の高さを少し調整したり素材を変えるだけで睡眠の質が飛躍的に向上した例はたくさんあるので、睡眠の質が悪い方は枕をなくすという極端な方法を試すのではなく、今使っている枕の高さや素材を見直してみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

まとめ

枕なしの睡眠生活がダメな理由について詳しく解説してきました。

高反発の枕が絶賛されたかと思えば低反発のものがメディアで取り上げ始められたりと、最近はさまざな特徴を持った枕が登場していきていることもあって、なおさら自分にあった枕に出会うのが難しくなってきています。

そのため、つい面倒くさくなって『いっそのこと枕をなくしてしまった方がいいのではないか?』という結論に達してしまうのもわからなくはありません。

しかし、今回紹介してきたように質の高い睡眠生活に必要不可欠な睡眠アイテムである枕をなくすことでさまざまなデメリットが生じるのも事実です。

問題は枕の有無ではなく今使用している枕に問題がある可能性の方が圧倒的に高いので、自分に合った枕を探すことの方が重要です。

自分に合った枕に変えるだけで今悩まされている症状が改善され睡眠の質が飛躍的に向上することもあるので、枕なしにするのではなく、自分にあった枕に変えることを検討してみましょう。

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