夏にぴったり!そば殻枕のメリットとデメリット
普段なかなか眠れない、暑い日は寝つきが悪い等の悩みを抱えてはいないでしょうか?よく眠れたかどうかで翌日の活動に影響される可能性もあります。
今回はそば殻枕のメリットやデメリットなどについて紹介します。オーダーメイド枕の中材としても人気の素材です。
既製品の素材としてもまだまだ人気のそば殻素材、枕選びの参考にしていただけたらと思います。
Contents
そば殻素材の枕の特徴
(出展:wikipedia)
そば殻まくらはその名の通り、そば殻を使った枕で昔から多くの人に親しまれています。起源は諸説あるので割愛しますが、朝鮮半島から日本に伝わったという説が最新だそうです。
そばを作る際にそばの実を取って残った殻は、枕にも使われたり最近だと肥料としての需要が高まったりと、色々な使い道がありますね。
そして自然素材ならではのほのかな香りがするのも、そば殻枕の特徴でもあります。この香りが好きでそば殻枕を愛用している人もいるのではないでしょうか。
そば殻まくらには一体どのようなメリットがあるのか
最近は他の新素材の影に隠れてしまっているそば殻素材ですが、大手のインテリア店でも取り扱いがありまだまだ多くの人にも愛されています。
そんなそば殻枕にはどんなメリットがあるのかを詳しく紹介します。
頭の高さを調整しやすい
日頃使っている枕が高過ぎる、または低すぎるといった悩みを持っている場合、そば殻まくらは高さ調節をおこないやすいため、自分の頭に合わせた高さにすることが可能です。
そば殻が少ないなと感じた際は足せば良いですし、多いなと感じた際は取り出して高さを微調整していきます。ベストだと思う高さが見つかれば、それを覚えておいて今後の寝具選びの参考にもできますね。
仰向けに寝た状態だけでなく、横向きに寝たりしてどう感じたかも枕の高さ調節を行う上で大切です。寝返りをうちやすいかどうかが一種の判断材料となります。寝返りがうちにくいというのも睡眠の質を下げる要因になるので、せっかく高さを調節できるそば殼枕で、入念に高さ調節をやってみるのもおすすめです。
通気性に優れている
そば殻まくらは通気性・放湿性に優れていて、熱や湿気がたまりにくい点はおすすめできます。湿気がたまると気持ち悪いなと感じている人も多いのではないでしょうか?
湿度が高いのが日本の夏の特徴といえます。この通気性の良さがそば殻の魅力であり、日本人に長く愛されている所以でもありますね。
リーズナブルな値段で購入できる
そば殻まくらは自然素材でありながらリーズナブルな値段で手に入れやすく、相場は2,000円台、3,000円台のものが多く、場合によっては1,000円台で購入できるものもあります。
少し予算を高めに考えた場合、首をサポートするそば殻まくらというのも視野に入ってきますね。興味のある人はそちらもチェックしておくと良いかもしれません。
そば殻を詰め替えて長期間使える
どのまくらもずっと使えるという訳ではなく、耐用年数がどうしても存在します。それはまくらによって異なる部分なので、絶対何年間は大丈夫とは言い切れません。それはそば殻まくらも同様です。
しかし、そば殻まくらは中のそば殻を入れ替えることにより、長期間使えるというメリットがあります。基本1〜3年と言われていますが、中のそば殻を継ぎ足したり入れ替えることで少しでも長く使用することが可能です。
痛んできたと感じた際、詰め替え用のそば殻を購入し、詰め替えていきます。枕本体を寿命がくるたびに買うよりも経済的でもあるし、いろんなメーカーのそば殻を楽しむこともできるし、そば殻はそういった面では楽しそうではありますね。
首や肩のこり対策にも役立つ
普段の生活で悩まされる問題に首や肩のこりが挙げられます。そば殻まくらは丁度良い固さのため、寝返りがうちやすくなり、首や肩のこり対策に繋がります。最近、肩こりに悩まされているといった人は一度そば殻まくらを検討するのもありです。
そば殻まくらのデメリット・使う際の注意点
色々メリットがあるのは分かったけど、デメリットは何なのか?そば殻まくらを使うときは何に注意しないといけないの?と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか?
では、そば殻まくらを使う際の注意点を何点か紹介しますね。
そばアレルギーの確認は必須
そば殻を使用しているため、そばアレルギーがあるかどうかを確認する必要があります。そばアレルギーの人がそば殻まくらを使い続けて調子が悪くなったというケースも報告されています。
アレルギーは好き嫌いの好みの問題ではなく、れっきとした疾患なので、そばアレルギーがある人はなるべくならそば殻枕を使わない方が良いと思います。また、使っていくうちに潰れたそば殻の粉が表面に浮き出てくるのもそば殻まくらの特徴です。喘息の方や、ほこりなどに弱い方も使用を避けた方が良いですね。
虫が発生しやすい・マメに乾燥させないといけない
そば殻まくらは虫が発生しやすいというデメリットを持っています。近年では洗えるものも出てきていますが、大半はそば殻が粉々になってしまうため基本的には洗えません。
そば殻枕を使用する際は、清潔さを保つために毎日乾燥させて虫が発生しない様にすることが大事です。日々の乾燥は日陰干しで十分だったりするのでちょっと気にするといいかもしれませんね。
空気の乾燥した晴れた日にはそば殻を天日干し(虫干し)することで、そば殻を清潔に、虫の発生も抑制することができます。
そば殻を詰め替えないといけない
前述でも触れた部分ですが、使っているうちにそば殻は潰れてきてしまうため中身を定期的に詰め替えないといけません。継ぎ足したい場合は元のそば殻から粉を落としたり…と、人によっては面倒だと思う人も。(私も面倒かな…と思ってしまいます)
そば殻まくらを購入する際のポイント
そば殻まくらを実際購入しようと思っているけど、何をチェックしないといけないの?って思いますでしょ。
ここでは、購入する際のポイントを何点か紹介します。
枕の高さ
どの枕を購入する際においても共通していることですが、まくらの高さがどの位か確認しておくことが大切です。
そば殻枕の場合は、高さ調節は可能か、どこまで高くできるかを気にしてみましょう。
今使っているまくらが低いなといった際は下にタオルを入れたりしてどの位の高さがベストかどうかを把握し、自分に合った高さのまくらをピックアップすることおすすめします。
防虫加工されているかどうか
そば殻まくらは虫やダニが発生しやすいため、防虫加工されているかどうかは重要視したい所です。
そば殻に発生する虫(チャタテムシ)はダニよりも大きいのでちょっと気持ち悪いと思う人もいるはずです。購入する際は防虫加工されているまくらをピックアップし、その中から選ぶことをおすすめします。
そば殻まくらも十分におすすめできる素材
そば殻まくらはリーズナブルな値段で購入でき、自分の頭に合わせて高さ調節を行いやすいという面でおすすめできる寝具です。お手入れが少し大変ですが、固めの感触や良い香り、自然素材であることもそば殻枕の大きな魅力。
なんといっても夏にはおすすめできる素材です。夏はそば殻枕に変えることで、爽やかに寝付けるかもしれませんね。