ウレタンフォーム素材のメリット・デメリット

昨今人気のウレタンフォーム素材は、オーダーメイド枕にもベース層やカスタマイズできる中材としても使用されていますね。

今回は高反発枕と低反発枕の違いやそのメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

ちなみに、エンジェルフロート、エコヘルスフォーム、ジェルメモリーなど、特殊な名前がついているのも全部ウレタンフォームで、企業独自の素材配合で作っているので企業が差別化のために名前をつけているというわけです。

低反発枕のメリット

低反発枕は低反発ウレタンフォームやテンピュールを用いて製造した、反発力の低い枕のことを言います。押すと手形が一瞬残ってゆっくり復元していくアレですね。
日本でもすっかり認知されるようになった低反発枕のメリットを3つあげるとすると

  • 頭を優しく包み込むため、フィット感に優れている
  • 体圧分散性能が高い
  • 保温性がある

となります。

低反発枕のメリットとしては、頭を包み込むように形が変わるので、フィット感に優れているということがあげられます。また、低反発枕には体圧分散性という特徴があるので、特定の場所にだけ圧がかかりません。そのため、快適な睡眠が得られるのです。また保温性に優れているため、冬は暖かく眠ることができますね。

低反発素材と一口に言っても先述のテンピュールや、ゲルが配合されているものとあり感触も様々です。価格によって品質や感触が左右されるものなので、店頭に並んでいる低反発素材を触って比べてみるのも良いでしょう。

低反発枕のデメリット

  • 頭が沈み込んでしまうため、寝返りがしにくい
  • 気温が下がると感触が変わる
  • 通気性が悪い

デメリットはこちらの3点。

健康な人は一晩の間に20回から25回寝返りを打つとされています。それによって、身体の特定の場所に負荷がかかることを避けているわけですが、頭の重さに沈み込む低反発素材はそのフィット感故に寝返りがしにくいというデメリットがあります。

そして、低反発素材最大のデメリットと言えば、冬になって気温が下がると硬くなってしまうということでしょう。

これは「感温性」といわれるものなのですが、聞いたころがあるでしょうか。季節によって寝心地が変わるのは考えものと言えます。

しかし昨今ではこの感温性を解消した、気温による感触の変化があまり起きない低反発素材を使用した枕もありますので、意識してチェックしてみましょう。

こんな人に低反発はおすすめ

低反発枕が向いている人としては、頚椎アーチが減少している人があげられます。ストレートネックかな?という方におすすめかもしれません。頭が適度に沈み込むことによって、首にかかる負担が減少するからです。

あと柔らかい触感の枕が好きな人にも人気ですね。先述しましたがいろいろな感触がある低反発素材なので、好きな感触を探してみるのも良いでしょう。

高反発枕のメリット

高反発ウレタンフォームは、簡単にいうと大きなスポンジみたいなもので、押してもすぐに復元するのが特徴です。ちなみにラテックス素材も高反発と同じような特徴を持っていますね。そんな高反発枕のメリットは、

  • 頭が沈み込みにくく寝返りがしやすい
  • 低反発素材とは違い感触の変化は少ない
  • 通気性が良い

と言った感じ。

高反発枕はその名の通り、高い反発力を特徴としています。そのため、頭を乗せたときに、必要以上に沈み込むことがありません。頭が沈み込みすぎると、かえって頭の重みによって首や肩の筋肉が緊張することとなります。

ホテルの柔らかい枕でよく寝られなかったという経験のある人もいることとも思いますが、必要以上に頭が沈み込むと、寝返りが打ちづらいため睡眠の質が低下するのです。
その点、高反発枕は頭の重みを一定の力で押し返してくれるので、スムーズに寝がえりをうつことが出来ます。

高反発枕の枕は温度差による影響を受けにくく、また、耐久テストも繰り返し行われているため、長期に渡って使い続けられるというメリットもあります。

あと、高反発枕には通気性に富んだものが多く、汗をかいたとしてもすぐに乾いてしまうので、夏場であっても快適にすごしやすいです。

高反発枕のデメリット

  • 慣れるまでに時間がかかる
  • 低反発素材に比べホールド感は低いため、安定感がない
  • 商品が少ない上に価格が高い

高反発枕のデメリットとしては、反発力が強いため、最初は使い慣れないということがあげられます。長期的にみると結果的に合っていたとしても、短期的に睡眠の質が低下すると「自分には合わない」と判断してしまいがちです。高反発枕を使う際には、少し長い目で見るのがよいでしょう。

寝返りが打ちやすいというメリットは頭が落ち着かないというデメリットにも言い換えることができますね。沈み込みが小さく頭がコロコロとしてしまい落ち着かない場合も、良質な睡眠を妨げる原因となります。

また、最近枕としての人気が出てきた素材なので商品展開はまだまだ少なく、価格も高いため手が出にくいのではないかと思います。

こんな人に高反発はおすすめ

高反発枕が向いている人としては、頚椎アーチが比較的しっかりしている人があげられます。日本人に多いいわゆる「ストレートネック」の場合、高反発枕だと反発力が強すぎて、首や肩の筋肉が緊張してしまいます。

反発力の強さからか、そのストレートネックの矯正に良いと言われてますが、高反発素材自体慣れるまで時間がかかるとはいえ、治るまでずっと苦しいのもなんだか不健康な感じがしますよね。

枕自体の感触で硬めが好きという方にもおすすめできます。そば殻やパイプ素材のがさごそとした音が気になる人は試してみるも良いかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では、高反発枕と低反発枕のメリットやデメリット、それぞれの枕が向いている人について解説しました。一概に、どちらの枕が優れていると言うことは出来ません。自分に合った反発力や高さの枕を選ぶことが重要です。また、睡眠の質を高めたいのであれば、記事の最後に紹介したひと工夫を実践してみてください

ちなみに…

ウレタン素材は「ダニが繁殖しても手洗いできないから不潔」という印象を持ってる人もいると思いますが、ウレタンはダニなどの虫の繁殖に適した環境ではないので虫が繁殖しにくいといわれています。洗濯や天日干しなどの手入れが面倒な人は、わたなどの枕を使っている方がダニやカビの繁殖を放置してしまっていて却って不潔な状態という場合があります。

ウレタンは日陰で乾かすように湿気を除いてあげるだけで良かったりしますよ。除湿はどの素材の枕でもカビを防ぐために必要なことですからね。

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